転職をおすすめする人とは、どのような人か

転職をおすすめしない人については前回のブログでお伝えしました。
今回はどのような人には転職をおすすめするのかについてお伝えしていきます。 

①転職の動機が明確で、転職後のキャリアイメージが自分でできている人
まずは、前向きな転職理由で、転職先でのキャリアイメージができている人についてです。
前向きな転職とは、例えば次のような考えの方です。
「今の会社での成長速度が鈍化している。もっと厳しい環境でより自分を鍛えなおしたい。」
「どうしても○○の仕事がしたい。」という強い信念と、その理由がある人。
最も大切なポイントは、“覚悟”ができているかどうか。
上記のような理由の人は、あえて厳しい環境に身を置く覚悟ができている場合には転職をおすすめします。
逆に、覚悟が足りない場合は考え直すようにお伝えする場合もあります。 

②現職の環境があまりにも劣悪な場合
労働時間が極端に長く、給与は新卒並で、時給換算をすると最低賃金を割ってしまうのではないか…
というような環境で働いている方がいらっしゃいます。
このような場合は言うまでもありません。
心身を壊すような働き方を強制させられている人には、転職をおすすめしています。 

③Uターン転職
一言でUターンと言っても、色々な背景がありますので、必ず転職をおすすめする訳ではありませんが、
地元へのUターンがご自身や配偶者、ご両親、お子様などにとって良い影響を与えるのであれば良い選択でしょう。 

②や③の理由の方でも、転職することへの“覚悟”がまだできていない方には、急いで転職をすることはおすすめしません。
転職をすることで人生の全てが好転する訳ではありません。
むしろ、働く環境が変わるので、最初は苦労することの方が多いです。
いくら劣悪な環境で働いていたとしても、環境が変わることは、少なからずストレスを感じること多いのです。
これまでの自分の中の常識が通用せず、プライドを傷つけられることもあるかもしれません。
転職が“成功”するかどうかは、転職をしてからのご自身の振る舞いや仕事の進め方次第なのです。
これまでと全く異なるカルチャーに入り込み、自分を認めてもらって力を発揮する覚悟が備わっている方は、
転職先でも高いパフォーマンスを発揮されるでしょう。 

繰り返しになりますが、転職を考える際には、「軸」と「覚悟」を持って臨まれることをおすすめします。